社団法人日本カイトボード連盟 代表選手選考指針

社団法人日本カイトボード連盟(以下KBFJ)は、カイトボード及びウイングフォイルを用いた競技における日本代表選手を選考する必要が生じた場合、以下の選考基準に従ってこれを決定する。

1 資格:選考対象大会参加時点でKBFJ会員であること。また、代表決定、国際大会参加の時点ではKBFJ正会員、JSAF会員であること。

2 クラス:選考対象大会として男女別に、それぞれ以下のクラスを設ける。(但し2023年時点で代表選考の必要が考えられるのはカイト、ウイングともにコースレースのみ)
カイト・コースレース:カイトを用いてセーリング競技規則にもとづいて開催される指定するコースを走破する早さを競う競技
カイト・スラローム:ダウンウインドの蛇行するコースを走破する早さを競う競技
カイト・フリースタイル:カイトを用いた演技の難易度、完成度、印象を競う競技
カイト・ビッグエアー:エアーの高さと、その難易度を競う競技
カイト・ウエーブ:カイトを用いた波乗りの技量を競う競技

ウイング・コースレース:セーリング競技規則にもとづいて開催される指定するコースを走破する早さを競う競技
ウイング・スラローム:ウイングを用いてセーリング競技規則にもとづいて開催される指定するコースを走破する早さを競う競技
ウイング・フリースタイル:ウイングを用いた演技の難易度、完成度、印象を競う競技
ウイング・ウエーブ:ウイングを用いた波乗りの技量を競う競技

3 選考基準:選考大会(KBFJ主催、または共同主催の大会)におけるクラス別総合順位から以下の計算式でポイントを算出し、上位3大会のポイントを合算した数字が大きい者を上位として年間国内ランキングを作成し、その上位者から日本代表を選考する。

大会ポイント=1000 ×(参加選手数ー順位)/参加選手数+10

また、ワールドカップ、大陸選手権ほか、各種国際スポーツ連盟(ANOC、IKAなど)公認の国際大会も選考大会として計上する事が出来る。これらの大会で得た順位は、上記の計算式でポイントを算出し、獲得ポイントに1.3の係数を掛け、国内ランキングに計上する事が出来る。

3-1 同点者の間で順位を決定する場合は、ポイントを獲得した選考大会の総参加者が多いものを上位とする。
3-3 2-1を経てもなお、同点の場合は、最後に得たポイントを比較して、より大きいものを上位とする。
3-4 この選考基準は競技や競技者の状況、環境の変化に応じて、年度ごとに競技委員会において検証、改正を行う。

4 例外:オリンピックキャンペーンなど、既に強化選手を選定し特別プログラムを実施している場合は、その指針に従い、本指針の制約は受けない。

5 除外規定:上記の指針にかかわらず、代表候補の選手の素行が日本代表とするのに相応しくないと判断される場合は、理事会の議決をもって候補を次点の選手に送る事が出来る。この場合、理事会は当該候補に除外の理由を書面をもって通知する。また、除外された選手は決定に不服がある場合は、これを申し立て、総会において判断することを要求する事が出来る。