【お知らせ】カイトサーフィン安全啓発に関するお知らせ(第8管区海上保安庁より)
カイトサーフィン安全啓発に関するお知らせ
第8管区海上保安庁より、令和7年に発生してたカイトサーフィン中の事故事例に関する資料をご提供いただきました。カイトサーフィンを安全に楽しんでいただくため、当連盟ホームページにて共有いたします。
事故事例1
発生:令和7年4月
発生場所:愛知県
事故者:50代男性(経験年数1年以上3年未満)
当時の気象:曇り、東南東の風15メートル、波2メートル
事故概要:
事故者は友人と別れて沖合でカイトサーフィンをしていたところ、折からの強風によって操縦が困難になりました。そのまま流された結果、海苔網にボード底部のフィンが絡まり、自力で陸に戻ることができなくなりました。この状況を目撃した友人が救助を求めた船舶により救助され、怪我などはありませんでした。
事故事例2
発生:令和7年10月
発生場所:宮崎県
事故者:60代男性(5年以上10年未満)
当時の気象:晴れ、北東の風7メートル、波2メートル
事故概要:
事故者は砂浜と沖防波堤の間の海域でカイトサーフィンを楽しんでいたところ、波や風に煽られてカイトが海面に脱落しました。自力でカイトを立て直そうとしましたができず、ボードにしがみついてバタ足で陸に向かいましたが、波に押されて困難であったため、陸に向かって身振り手振りで救助を求めました。その後、SUPにより救助され事故者は無事に陸に戻りました。
事故事例3
発生:令和7年10月
発生場所:福井県
事故者:70代男性
当時の気象:晴れ、北西の風5メートル、波1メートル未満
事故概要:
事故者はカイトサーフィン中、突然リーシュコードが切れてしまいボードと離れて漂流状態に陥りました。回収しようとしましたが流れが速く追いつけなかったため、そのまま自力で陸に戻りました。

安全意識の向上は、事故の未然防止に大きく寄与します。カイトサーフィンを楽しむすべての方々に、安全確保へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
今後も関係機関と連携し、安全なマリンスポーツ環境の発展に努めてまいります。
