【レポート】2025年度 全日本選手権

第2回フォーミュラーカイト全日本選手権&Open Japan Trophy(以下FK)
第2回カイトオープンクラス全日本選手権&Open Japan Trophy(以下OK)
第2回ウィングフォイルオープンクラス全日本選手権&Open Japan Trophy関西マスターズゲーム2025(以下OW)
第1回フォーミュラーウィングフォイル全日本選手権&Open Japan Trophy関西マスターズゲーム2025(以下FW)

レポート

2025/9/13~15迄 和歌山県和歌山セーリングセンター沖で行われた一般社団法人日本カイトボード連盟と和歌山県セーリング連盟共同主催のこの大会はFK5名、OK5名、OW12名、FW5名 うちカイトとウィングのダブルエントリー3名で行われました。

大会前日9/12は午後からFKとFWの計測。FKの選手は既に計測になれているもののFWは今回から初めての種目。選手たちも計測の段取りに少し手間取ったようでした。 9/13は前日に計測を行わなかった選手の計測を済ませ開会式。その後、南から吹いてくる不安定な15-16ノットの風の中、安全を考慮しカイトは行わずにウィングを午前2レース、午後3レース行いました。コースはXS 2を採用。今回はウィングの全クラス一斉スタートを行いました。クラスは違うものの同時スタート、同じコースの為、選手間の駆け引きやダプルサーフェースとシングルサーフェースののぼり角度の違い、そして下りでのせめぎあいでもかなり面白いものが見られました。第2レースで足を負傷した福田カポノ瑳介選手と上野幸治選手とのバトル、そして去年のオープンクラス覇者、穴見賢太選手と今年新しく出来たフォーミュラークラスの福田、上野、小杉、唐門、倉持選手の熱い攻防は成績とは関係ありませんが、手に汗を握るもので、最終5レースでセッティングを変えて1位を取った小杉航生選手と福田選手の同じクラスでの攻防は最終レースにふさわしいものでした。帰着申告後どの選手も力を出し切った素晴らしい笑顔で大会初日を終えました。

大会2日目は、お昼近くから南西の風8~10ノットFK,OKを3レース続けて行いました。前日の南風に比べて風の強弱も比較的少なくウィングに比べて平均スピードが20km/s近く速い為、最長上下で1マイルのXS2を行い実力通りの順位が付きました。上マークの位置と和歌山独特のシフトして入ってくる風に地元和歌山の唐門紘選手が3レースとも1位をキープしました。風速が足りなくなった為、この日は終了。

大会3日目は前日よりも更に西に振れて、風速はやや低めながら綺麗な風が吹いており前日に行われなかったFKとOKの第4レースを行いました。このレースでFKの1位唐門選手、2位岩城選手は変わらない中、女子FKクラスの梶原紗希選手がノーミスで上田選手に初めて勝利、その後風が落ちてしまい残念ながらOKの選手は誰もフィニッシュできませんでした。その後、風は上がることなく4レースで1カットとなり、表彰式にはいりました。

リンク 最終成績表はこちら  

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